「自由」と「強制」の裏表

社会・保護者のまなざし

「ルールでがんじがらめの社会」は息苦しくてしんどい。
自分の人生は自分で決めたいなと思っていました。
(まぁその結果、収集のつかない人生にはなってしまっていますが。。。)

さて、そんな風に少し前までは、「自由」「自主性」が素晴らしい、という風潮が世の中で造られていて、
わたしもまんまとその生き方ができるようにと生きてきたわけですが、
最近、20歳前後の人たちの話を聞いていると、
ややこしい、よく分からないことは要らないので、それなら「強制」されたものに乗っかる方が楽。
という意見をよく耳にします。

「自由」という顔の裏には「不安定」があり、
「強制」というものの表には「楽」がある。

どっちも一長一短であるんだけど、
失敗しない、無駄な時間を過ごさないように強制されるのが好まれているんだろうなと。
(もしかしたら、成長の段階がまだ幼い=軸を創れていない段階なのかもしれない)

ただ、「人間社会のルール」を考えたときに、その集団すべてをルールで縛ることは難しい。
そんなことは不可能と言っても良い。
特に今の日本のように移民をどんどん入れていこうなんてことになったら、
前提とする文化が違うために、その人たちを含めてすべてを規則罰則で縛ることはできないことはより難しい。

それでも自分の楽のために、「雁字搦めのルール」を求める様相はそれはそれで人間的だなぁと。