ノートは頭の中を映す鏡
さてさてぐっちです。
みなさん、勉強ってどうやってしてますか?
単語とか単純暗記の時は読むだけかもしれないですけど(関連記事)、
問題集とか取り組むとき、ノートや紙にいろいろ書くと思います。
「ノートの取り方」と「学力の向上」は結構な相関があるんじゃないかと思い文字にしてみようというのが今日のテーマ。
ノートのお手本
基本的には、ノートの使い方をはじめ、勉強の方法などについても、
「自分の頭に合ったやり方を自分で探してもらいたい」
という理想を追いたいぐっちなわけですが、
高校中退後の自由な荒野をコンパスも持たずに見守る。
ぐらいのスタイルで強く育ち切る人たちもそう多くもないのも事実で、
ある程度の指針は、個別に話ながら共有していくわけです。
基本的に、ノートに描く・文字に落とす、というのは、
思考(出来高)の可視化(客観化)なわけで、
それ自体も高度なことなんですけど、自信を無くしている人にとっては、より高いハードルなんだろうなと思います。
特に中退者のように「一度失敗している」と思い込んで、「もう失敗できない」とか「できる自分でありたい」と思えば思うほど、「ノートもきれいに使わなくてはならない」「頭のよさそうなノートにしないといけない」などと思っているように感じます。(もちろん「めんどくさい」「どうすればいいのかわからない」などの理由もありますが。)
となると、いろんな人のノートをのぞき見できるこちらのアプリなんかもよさそうです。
いろんなノート見ながら、参考になるところだけまねさせてもらうところまで行けばあんしんですね。
この勉強ノートまとめアプリ「clear」
https://www.clearnotebooks.com/
ノートは自分のためのもの
ノートを書くことは、思考や出来高を外部化、可視化することができるので、
学校なんかでは、ノートは提出してちゃんと授業を受けているかどうかをチェックされるもの。あるいは、塾なんかでは、間違っているところがないかチェックされるもの。なのかもしれません。
いずれにしてもこれらを意識しすぎると、ノートは学校の先生や塾の講師のためのものになってしまいます。
この意識では、自信がない人はますます勉強できないモードになっていってしまいます。
なぜなら、先生や講師の目を意識した瞬間、ノートを“上手に”・“きれいに”・“最小限で”取ろうとする癖が出てきてしまうからです。
文字に落とすことは、「思考の可視化」だけではなくて「頭の整理」にもつながります。
- ちなみに「書くということ」は、もやもやしているときに、自分と向き合うときにも有効です。(関連22)
ということは、ノートをとることは、出来高(今どこまでできているのか)を可視化することができるうえに、頭の整理もできている状態になります。
数学で例えると、とても桁数の多い計算問題があったとして、
それを途中式を自分の頭に合わせた形でどんどん書いて進めて答えまで書くのと、
全部暗算で頭の中でやろうとして、頭絞って、時間かけて一発で答えを書くのと、
どちらが早いでしょうか。そして、どちらが正解の答えを書いている可能性が高いでしょうか。
自信がないから、書けなくて、時間もかかって、結果間違う。そしてまた、自信を無くす。
これではいつまでたってもダメ!
自信がないから、書く。自由に書く。書いて考える。
これができるようになれば、一歩次のステージに上がります。・・・はずです。
ノートの使い方
ノートの使い方はその科目や目的によって、当然変わります。
いろんなノート例
・ただただ単語を暗記するために、ひたすら書き続ける(英単語・漢字など)
・文章全体の流れなどを把握するために、関係性を図示する(英語長文・現代文など)
→この場合、文章を写す手間を考えると、問題集をコピーするとかのほうがいいと思いますが。そのあたりも目的を考えつつ工夫しながら。
・数学の問題を解くために、図を書いて途中式を書いて進める(数学・理科など)
・たくさんの単語を暗記するために、その関係性を整理する(社会や理科、英単語など)
いろんなノートの使い方があるけど、どの教科に関わらず、言えることと言えば、
たっぷり使いましょう
ケチって使っても、何の実にもなりません。
ノート1ページ2ページの消費で、知識が1つでも2つでも得られるなら、そのノートの価値はプライスレスです。
計算用紙のように使いましょう
裏紙のように使えばいいのです。
「もったいないなー」「これなら裏紙使ったほうがいいよねー」なんて思っているあなた!
裏紙を手元に置いていないその時点で、その発想は逃げ。めんどくささ。何か違うものが混じっているに違いないので、おとなしく、ふんだんにノートを使いましょう。
自分が読める字でかまいません
誰のためのノート?っと話です。
私のためのノートなんだから、私が解読できればそれでいいのです。
誰かのためのノートなんてのは、管理される人の発想。自分で生きる人には必要ありません。
ときには、丁寧に整理してみましょう
大事なことをまるっとまとめるときには、自分のためにきれいなノートを残しましょう。
ただ、初見のものはきれいにまとめられるはずがないので、たっぷりとまず下書き用まとめるノートなどを用意して頑張ってください。
ちなみに、社会人になったら誰かに、書いたノートを見せるなんてことは、強制されるようなものではないですので、今のうちに自分にだけ最速で役に立つメモの取り方、ノートの使い方を身につけましょう。
最後に
・ノートは誰かに見せる前提で、恥ずかしがったり、格好を付けたりするものではない。
・自分の頭の理解力を信用してはいけない。結局何だっけ?となるのが世の常。
・ちゃんとしてる風のノートを作っても、自分は幸せにはなれない。
・自分のためのノートにたどり着くまでに試行錯誤したおす。
という4点を付け足して(多い!!)、一旦ノートの取り方については終了させていただきます。おしまい。
ディスカッション
コメント一覧
社会人になってもノートは使いますが、
積極的にノートを使用し始めたのはここ6年ぐらいでしょうか。
このペーパレス化の時代にあえてノートを使っています。
ぐっちが書き込んだ内容は全て同感ですが、
学生としての利用方法が具体的に記されてますね。
自分はぐっちと同じ大学のゼミ友達で、社会人になってからずっと営業なので営業マンとしてですが、主にアポの前、特に重要な交渉の前にはノートに現状を纏めてから挑む様にしています。
具体的には今日のアポに至った背景、立場(相手と自分の立ち位置、ポジション)、今日の主旨を書きます。
これをやるだけで交渉成功率・次回に繋がるアポになる可能性が格段に上がります。
慣れてくると、脳内だけでも出来ますが、逆に油断や思い込みによる重要ポイントの見落としが生じる事もあるので、時間がない時程極力やる様にしています。
アポに至った背景では、これまでの経緯を再確認して、流れを間違わない様にします。又、相手が失念や記憶違いから出てくる誤りにすぐに気付く事が出来、訂正する事も可能になります。
次に立ち位置については、簡単な図を書くことで会社同士の取引状況や提案状況、お互いの狙い、相手担当者の役職、相手組織のキーマンは誰か、それぞれの思惑、どちらが強い立場に今なっているのかなどを書く事で、自分の立ち位置が見える化されます。そこからどの様な言い回しが良いのか、利用出来る武器があるのかのヒントを探します。
世の中のスーパー営業マンや交渉が上手な人は瞬時に頭の中でこれが出来ていると思いますが、自分はそうではない為、ノートを利用しています。
一見、当たり前の事しかノートに書いていない様に思われるかも知れませんが、意外と頭の中できちんと整理出来ているビジネスマンは少ない様に思えます。頭の中で出来ないならノートに書いて見える化するしかありません。
自分にインプットされている事しかアウトプットは出来ませんが、ノートで見える化とは最大限出力出来る方法の一つの様な気がします。
エクセルでも出来ますが、すぐに出せて、すぐに書けて、格好良く作らなくても良くて、自分しか見ないのでノートを利用してます。
コクヨの打合せ記録帳 と言うノートですが、日付、相手、タイトルが書けて方眼になっているので書きやすいです。
このノートに出会う前までは、ただのメモとしてしかノートを使ってませんでしたが、6年前に会社の文房具棚に入っていて、自分が使用していたメモとしてのノートを使いきったので偶々このノートに切り替えたのがきっかけですが、現在では戦略的にノートを使う様になりました。
又、子供3人の子育てノートとしても妻と交換日記形式で利用しています。
携帯やPCの様に、ノートも上手く付き合って行ければ、少し人生を充実させてくれる手助けをしてくれる気がします。
途中まで誰か分からなかったよw
詳細にノートお使い方共有ありがとうー!
確かに立場が違ってもノートは使えるよね。
書くことで頭の整理にもなるしね!そのコクヨのノート、見てみます!