大韓航空機撃墜事件の遺族会会報(9.1NEWS)⑪

大韓航空機撃墜事件

32号(実質33号)-p1、p2(昭和62年4月9日)
何故か「32号」がダブっていたので、実質33号ということで。

・総会の報告
遺族それぞれの思いがあって、それぞれの活動への尊重もあって。
一枚岩になれると一番強くなれるだろうしそれが理想ではあるけど、それぞれの遺族の気持ちを考えるとそういう訳にもいかなくて。
遺族会の苦悩が見えます。

・サハリン行き
5年目(4回目の慰霊祭)の9月1日に合わせての旅程案。

33号(実質34号)(昭和62年5月3日)
・サハリン行きの旅程
提案のパック旅行がシベリア観光がメインなため、サハリンへは慰霊目的で行きたいと要望しようと。
思いとか社会的意義とかいろんな思いがあっても、経済的に回らないと難しいのはこのころも今も一緒だなぁと思いつつ。「思いを大事にしつつ、活動が回るようにするには・・・」今も考え続けていること。

・各国の裁判状況
4月28日に出る予定だった判決は6月23日に「裁判所の都合」で延期。延期がよくあることなのか分からないけど、判例となってしまう判決を出すのが難しいのかな。とか、裁判所側の苦悩を勝手に勘ぐってしまう。

・組織の強化
役割就きで動ける人だけ動くだけでは組織は強くならないが、遺族会は単純な利害とかじゃなくていろんな思いや状況などを考えると、組織はますます難しい。。

・遺品の取り扱い
遺品を勝手に燃やせないとのことでしたが、各国遺族会に連絡を取ったみたが返答無しとのことで、日本のものは日本で進めていく。
各国も同じようにやっているんだろうと思いつつ。