言葉と信用とコミュニケーション(組織編2)(おしまい)

社会・保護者のまなざし, 人間関係のこと, マンガからのヒント少女ファイト, コミュニケーション, 組織

なんだかながーくなってしまった言葉と信頼のお話。(前回のお話はこちら
さてさてぐっちですが、サクッとまとめていきたい。

こんなだらだら書いて誰が読んでくれるのだろうか(反語)

どの組織も良し悪しがある

どの組織のどのスタイルが良いかは、その時々によって変わるので一概には言えない。ただ、それぞれ相性があるので、生理的に好き嫌いはあるだろう。
①「ノリ」と「勢い」の浅はかすぎるノリに耐えられない人もいれば
②「真面目」の自分の考えこそが正しいという傲慢さに耐えられない人もいれば
③「歴史」と「哲学」の小難しく理想主義すぎる姿勢についてけない人もいる。

もちろん、どの組織も、極端に寄っているわけではないですよね。
①だけで行ってもうまくいかない時が続いてしまうと萎えるだろうし。
②だけで行ってもそれに見合った報酬を求めて目的がすり替わるリスクが大きくなるだろうし、
③だけで行こうとすると哲学、果ては宗教的に信じ込まないとうまくはいかないだろう。

だから、うまいことそれぞれの要素を取り入れて進んでいるんだと思う。
ベースは①だが、進みながら②をうまく取り入れている。とか
ベースは②だが、進めながら③にも触れるが①は苦手な感じ。とか
ベースは③だが、進んでいる感を出すために②を利用する。とか。

結局、それぞれに必要だと思うところにそれぞれの考え方を入れて形作っていくのですが、
どこかどういうやり方でやっていようがその好き嫌いはもはや好みの問題だと思う。
が、今は②の論理で世の中が回っているようなので、③のような団題は難しさを強いられているんだろうなぁと。
本当は歪まず妬まずやっていければいいんだろうけど。

やり方と方向性

それぞれの組織の進め方をデフォルメしてみただけで、何を目的にとかは、個人的に周りを動かそうとするときにも、組織として目指した方向に向かうときにも、方向性は様々。

結局大事になるのは、それぞれがどういう想いでやっているか。ということになるんだろうけど、難しいのは、
・自分も相手も想いは変わっていくものだし、
・自分は幸せになりたいものだし、
・やることが上手くいくこともあれば失敗することもあるし、
・言葉は本心をそのまま表現してくれるものではないし、
・本心を表現していたとしても100%では伝わってくれないし。

それぞれがそれぞれの考え方でやっていることを信じることできれば、世界はもっと平和なんだろうけど、世の中に悪意が存在するのも事実で、無防備に信用は難しい。

世の中に余裕があればもう少し違う角度での方向性もあるんだけど、それほどの余裕が今の世にないんだなぁとも思いつつ。もっと余裕がなくなっていく時代だろうなとも思う。
余裕がないから妬みが生まれるだろうし、それぞれ自分だけの正義が強化されるだろう。

理想はいつも難しい

で、その様子をどう見ればいいのか。
①も②も③もきれいに世の中ウケするように使える団体もいれば、
実直に③だけを求めて頑張ってらっしゃる団体さんもいる。
前者はちゃんと活動が回り、後者が疲弊している状況もある。
だからといって、後者の活動自体がダメってわけでもないので悩ましい。

結局、何が言いたいのかいまいちまとまらないまま。。
とはいえ、みんなそれぞれに生きているので、好きも嫌いも「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」の域を出ないんだろうけど。
(『少女ファイト』1巻 日本橋ヨヲコより)

ほんとに、人ひとりでも単純で複雑なのに、組織・世の中になると一層複雑ですね。。。