分かったつもりの先に人生を創る道がある。

ひとの成長占い師, なり方, 進路

さてさて、ぐっちです。

今回は、誰もが一度は悩む進路のお話です。

先に断っておきますが、今回はなんとなくでも興味がある、次に進みたい先がある場合のお話です。
進む先をみつけるお話ではなくて、何か見つかっている人がちゃんとそこに進めるためのお話です。(やりたいことが見つからないけど人生を進む方法はまた別の話で:関連13)

ということで、これは幸運にも、自分の人生を考える何かが見つかった人のお話です。では始めていきましょう。

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とある日。一人の塾生と将来興味のある職業の話をしていて、

「占い師」

という答えが出てきました。
なので流れで、占い師のなり方を調べてみよう!ということになりました。

・占い師になる方法

さて、1週間経って、その塾生は「調べてきましたよ」という感じで座っていました。
「調べてこれた?」と話しかけると「はい」と良い勢いの返事。これは期待できそうだと「では、聞かせて」と促すと調べてきたことを話してくれました。

塾生「占い師になりには3つの道があって、
1つは、弟子入りすること
2つ目は、セミナーとかカルチャー教室に通うこと
3つ目は、本屋さんの本とかで独学で進めること です。」

私「ふむふむ。なるほど。それでそれで??」

塾生「いや、それだけです」

私「・・・・。」

・わかったつもりの落とし穴。

そうなのです、確かに調べると、この3つだと載せているサイトにいくつも出くわします。

なので、「占い師」の「なり方」の答えとして、
「弟子入り」、「セミナー」、「独学」の3つである答えはある意味正しいのです。

そう、単純な知識。ものしりと言われる程度には「わかっている」というか「知っている」わけです。
調べてきましょう。という課題に対しての一定の答えとして、この3つを挙げられたことで、
彼は宿題を提出できる状態になった、ということには間違いありません。

でも、お気づきになったでしょうか。
自分がその立場になったとして実際にその道に進もうと思ったら、その3択だけではどこにも進めないことに。

ではどうしたらいいのでしょうか。

・匂い立つほどに具体化する

自分の人生として占い師に進む場合、その3択では動きようがありません。

なぜでしょうか。

もしあなたが占い師になろうとして、「弟子入り」を選んだら、次にどうするでしょうか。

一口に「弟子入り」といっても、分からないことだらけだからです。
・誰に弟子入りをお願いしに行くのか
・弟子入りのために必要なものは何なのか
・弟子入りとは電話でするのか、お手紙を出すのか、門の前で三日三晩待てばいいのか
などなど。

また、弟子入りと言っても、
・弟子って何をする人なのか。
・毎日どんな生活を送っているのか。
・そもそも弟子入りを受けてもらえるものなのか。
いろんなことが疑問になってくると、なかなか動きにくくなってきませんか?

さらにさらに「占い」と言っても、
それはタロットなのか、手相なのか、六星占術なのかなんなのか。
それもはっきりしません。

それでも、その塾生は、
ちゃんと調べてきたんだとばかりに「でも、求人票には未経験歓迎と書いていました」と言います。
要は採用されれば、占い師になれるでしょ。ということです。
彼は彼なりに、占い師になるための何とかなると思う道はみつけてきていたのです。

確かに採用されれば、腫れて占い師になれるでしょう。

しかし、もう少し考えてみてほしい。
雇う側の立場に立った時に、
未経験で知識のある人ならまだしも、未経験で知識もない人を雇うだろうか。と。

そして、もし仮に雇われたとして、占い師としてスタートしたところで、目の前に座ったお客さんに対して何をするつもりなのだろうか。

そこまで来て、その彼は「なるほど、そういうことか・・・」という感じになってきました。

ここまで来たら、あとはもう少し見守るだけです。

・まとめ

ここでは占い師の例を挙げましたが、どんな職業になるにしても基本的には同じです。(猟師編:関連14、ゲーマー編:関連15)

大事なことは、少し調べた入り口の時点で、分かった気にならないこと。
凄く具体的に、それこそ匂い立つぐらいに具体的に考えられるかどうかです。
そこまで来て、ようやく次への道が見えるかどうか。そして、進めるかどうか。

ちなみに、具体化しないと!って考えなくても本気度が高ければ自然と具体化していきます。
でも、そこまで本気でなりたいものに出会える人は幸せな人です。

先にも書きましたが、数多あるお仕事の中でいくつかを選べることはとても難しいことなのです。
さらに、高校中退者は情報が偏っていることも多く、なかなか自信を持てない人も多いですので、「本気で」目指したい職に出会うということは輪をかけて難しいかもしれません。

この先を進むヒントの一つはまた別の機会で書きますね。お楽しみに。