new-lookでの活動を10年続けてきて

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不登校とか中退とかを取り巻く状況の変化

10年前に比べると、不登校とか中退とかを取り巻く状況はとっても変化した。いろいろやられてきたことが一般化してきている感じ。
別室登校とかスクールソーシャルワーカーとか、適応指導教室の増加とか放課後デイサービスとか生活困窮世帯などへの学習支援とか。

高校領域だといろんな中退予防の施策(例えば校内カフェとか)を打ってたり、何よりも通信制高校の広がり方もすごいし。
学校外でも、公民館とかユースセンターとかで学習支援だけじゃなく各種活動支援とかもそうだし、まだまだない地域も多いけど無料塾もかなり耳にするようになってきている。

選択肢が増えることはとてもいいこと。公金が投入されてて、無料や廉価で利用できるとこが増えてるのも良いこと。一方で、公の枠組みにはまれない人たちの大変さはますます凝縮されているわけだけど、このあたりにどうできるかはすごく大きな絵が必要なんだけど、これがまた難しい。

人自身の価値が重要になってきている

人の成長に関わるって究極的には人と人との相性が重要になるわけで、大変さが大きければ大きい人ほどその人と人の相性が何より重要になる。となると、いろんな団体さんと連携するほうが相性のいい相手に出会えるということになるんだろうけど、それぞれの団体の運営状況とか、どこから活動資金を得られているのか=利用料はいくらなのかとか、スムーズに橋渡しできない段差が歴然とあったりする。

私が学校の先生辞めたとき、枠組みの外の人、公の制度やフォローが届かないところで活動していこうと思っていたのもあって、new-lookはもともと公金とか権威に頼らずに自分たちでできることをやる!と活動している。そうやって活動を続けてるが10年前よりも活動の環境自体はとても変わってきている。端的に言うと「new-lookやTOB塾の利用<通信制高校や公的なものの利用」で「コロナなどで経済的に厳しくなっている家庭増」。てことで、その状況のなかでnew-lookを運営していくべきかという見方も変化していかないといけない。

new-look、11年目の方向性

その辺を加味して一つの方向としては、「TOB塾として考え方とか方向性を共有している一人親方衆を作りたい」と思っている。考え方の根底は同じくするところだけは共通で、あとはそれぞれが自由に対応可能な時間を決めて、オンラインでも場所用意するのもOKで、副業でもOKで、様々な状況のすべての人を対象とした、自律分散型で相互協力できるような形で緩い紐帯を組む感じで。

TOB塾の考え方を最も発揮できる1対1の対応は基本のコースとしてありつつ、プラスアルファで集団とか1対2とか3とかも設定するならそのあたりも自由に決めてOK。結局その人らしさを活かさないと人の成長に対して最大のアプローチはできないと思うし、効率規格マニュアル重視の世の中で属人的な集まりを大事にしたいなと。そういうのに興味あるとか協力できるとかいう方はぜひご連絡を。