AIに英文法を鍛えてもらうステップ(基礎)

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英語(リーディング・ライティング)で身に付けたいのは「単語の暗記」と「英文法の知識」です。リーディングなら「長文読解」なども頑張っていかないといけませんが、それでも基本は「単語+英文法」です。なので、「単語+英文法」を身に付ければ、紙面上の英語はある程度安心です。

これまでは、「英単語の知識を前提として英文法を学ぶ」という、英単語も英文法も分からない場合、どちらのハードルも同時に越えていかないといけなかったという難しさがありました。AIが発達してきたので、「英文法のみ」を学ぶことが可能となりました。

今回は、その方法を紹介します。
(もちろん、一人で進めていくことも可能ですが、併走してくれる人やアドバイス、+αの視点を投げてくれる人がいると一層効果が高まります。)

基本的な流れ

  • (1)日本語で「5文型」を意識した文章を作る
  • (2)その文章をAI翻訳する
  • (3)英訳された文章を分析して吟味する

この「5文型」のところに、「5文型+修飾語」など自分の学びたいものを取り入れながら進めていく感じです。(何の要素を追加するのかはこちらのファイルを参考に)

(1)「5文型」とは

英文法を学ぶ上で大体出てくる「すべての文章をこの5つの形に分類する」というものです。なので、この5つの形を“日本語で”慣れておくと、英文法を学ぶのが劇的に楽になります。
そのためには、日本語の感覚がある程度必要になりますし、第4文型や第5文型の感覚は助詞に慣れた日本語の感覚とは少し離れているので、定着するまで毎日の反復が必要です。
(どんな科目・内容であれ、「感覚」を学ぶ場合は毎日それに触れることが大事です。その感覚が「意識しないでも分かる「当たり前に思える」となんとなくでも思えるぐらいまでは毎日触れるのが鉄則です。)

【5文型の基本+例文】は、以下のようなものです。
はじめからいろんなものを足して、文章が長くなってしまうとややこしくなるので、1単語の端的な表現を目指します(はじめは簡単そうに思うかもしれませんが、どの言葉がSなのか、Oなのか、Cなのかを考えながら進めることで、文型の土台が育っていきます。丁寧に進めてみてください)。

  • 第1文型 [SV] : Sは Vした。
     例文①:鳥が 飛んだ。
  • 第2文型 [SVC] : Sは Cだ。
     例文②:彼は 幸せです。
  • 第3文型 [SVO] : Sは Oを Vした。
     例文③:私は 本を 買いました。
  • 第4文型 [SVOO] : Sは O1に O2を Vした。(人O1に物O2を)が基本です。
     例文④:彼女は 私に メッセージを 送った。 
  • 第5文型 [SVOC] : Sは O=Cを Vした。
     例文⑤:あなたは その犬を ノコノコと 名付けた。

ガチガチに当てはめるのも安心ですが、語尾とか助詞とか、あまり気にせずゆるゆるいろんな文章を作っていきましょう。上手くいかないことがありながら、間違いながら、頭を使うことが習得への最短ルートです。

また、なかなか文章が思いつかない人も多いと思います。その場合は、「第1文型_動詞_一覧」などで検索して、その中から動詞を1つ選びましょう。その動詞に合う文章を作ってみてください。

(2)AIでの翻訳

昔のAI翻訳は、「よりどりみどり→yoridori green」など、翻訳の精度が面白いものもたくさんありましたが、今は、どのAI翻訳でもほぼ意図に応じた訳を提示してくれます。特に初学者は気にしなくてもいいレベルです。

それでは、先の例文①~⑤をgoogle翻訳にかけてみましょう。

  • 第1文型 [SV] : Sは Vした。
     例文①:鳥が 飛んだ。:A bird flew.
  • 第2文型 [SVC] : Sは Cだ。
     例文②:彼は 幸せです。:He is happy.
  • 第3文型 [SVO] : Sは Oを Vした。
     例文③:私は 本を 買いました。:I bought a book.
  • 第4文型 [SVOO] : Sは O1に O2を Vした。(人O1に物O2を)が基本です。
     例文④:彼女は 私に メッセージを 送った。:She sent me a message.
  • 第5文型 [SVOC] : Sは O=Cを Vした。
     例文⑤:あなたは その犬を ノコノコと 名付けた。:You named that dog Nokonoko.

google翻訳ではこのように表示されました。また、google検索を使っても翻訳はしてくれます。これらは少し違って、それぞれに利点がありますので、簡単に説明します。

1.google翻訳の利点(英語のいろんな能力を鍛えたい)
作成された英文を音声で読み上げてくれます。特にリスニングも出来るようになりたい、英語の発音や英語を聞き慣れしたい方には圧倒的にこちらをお勧めします。さらに、出力された音声と同じ発音を真似して読み上げすることでスピーキングにも近づいていくことでしょう。

2.google検索での翻訳の利点(英文法をまずはしっかり鍛えたい)
検索窓に「翻訳_(作った文章)」と入れても英訳はしてくれます。
こちらはとてもお手軽なうえに、オーバービューで英文の解説も入れてくれるため、文字で英語をしっかり学びたい人にはこちらがお勧めです。ニュアンスの違いなどで複数の英訳を表示してくれることも多いため、少し文法の知識が付いてくるとよりたくさんに知識を身に付け、再確認できることでしょう。

3.その他の翻訳サイト
一昔前までは、翻訳と言えば「DeepL」一択ぐらいよく使っていましたが、googleの翻訳精度がかなり高まっているため、英語を勉強する目的としてはgoogleで十分だと思っています。
他に無料で良いものをご存知の方がいれば教えてください。

(3)文章の分析

出力された英文を、S、O、C、Vなどの要素に分析してみます。
今回出力したものを例にやってみましょう。

  • 第1文型 [SV] : Sは Vした。
     例文①:鳥が 飛んだ。:[A bird]S [flew]V.
  • 第2文型 [SVC] : Sは Cだ。
     例文②:彼は 幸せです。:[He]S [is]V [happy]C.
  • 第3文型 [SVO] : Sは Oを Vした。
     例文③:私は 本を 買いました。:[I]S [bought]V [a book]O.
  • 第4文型 [SVOO] : Sは O1に O2を Vした。(人O1に物O2を)が基本です。
     例文④:彼女は 私に メッセージを 送った。:[She]S [sent]V [me]O1 [a message]O2.
  • 第5文型 [SVOC] : Sは O=Cを Vした。
     例文⑤:あなたは その犬を ノコノコと 名付けた。:[You]S [named]V [that dog]O [Nokonoko]C.

このような感じです。今はS、O、C、Vの骨格が分かれば良いので、どのような印をつけてもらっても大丈夫です。

  • 鳥が 飛んだ。:A bird(S) flew(V).
  • 彼は 幸せです。:He(S) is(V) happy(C).
  • 私は 本を 買いました。:I(S) bought(V) a book(O).
  • 彼女は 私に メッセージを 送った。:She(S) sent(V) me(O1) a message(O2).
  • あなたは その犬を ノコノコと 名付けた。:You(S) named(V) that dog(O) Nokonoko(C).

これぐらいシンプルな文章であればそこまでややこしくはならないはずです。

また以下のように、進めていて思った通りの文型に翻訳してくれないケースも出てくると思います。

例文④-2:彼女は 母親に メッセージを 送った。:[She]S [sent]V [a message]O2 (to her mother)O1?.
→この「to」ってなんやねん。。。

などなど。これは後で出てくるものなのですが、どこまで1人で進められるかは難しいところもあります。一旦ヒントとして、資料を置いておきます。(英語は言葉なので、いろんな解釈もできます。こちらは「私の英語の捉え方」を元にしてた文法解説書です)

基礎の先に

だいたい、この基本の5文型のシンプルな文章は、早い人で7日間ぐらいで次のステップに進めるようになると思います。

その先は、修飾語を付けていく、ということになります。しかし、ここまでくると複雑になるので、手順は提示できますが、全員にフィットする解説は難しくなります。
そのため、手順と例だけを示します。(言葉なので「例外」もたくさん出てきます。この例外をどう処理するのか:教えてもらえるのか、が語学を進める一つの鍵になると思います)

【英文法学習の手順】

  • ステップ1:基本の5文型をしっかり固める
    (先で詳しく説明した通り)
  • ステップ2:基本5文型に<Mn>:名詞を修飾する言葉を付けてみる
     基本の文:彼は リンゴが 好き:SVO
     <Mn>付きの文:彼は 長野県産のリンゴが 好き:[彼は] [<長野県産の>リンゴが] [好き]
  • ステップ3:基本5文型に(Mv):名詞以外を修飾する言葉を付けてみる
     基本の文:彼女は 英語を 勉強する:SVO
     (Mv)付きの文:彼女は 図書館で 英語を 勉強する:[彼女は] (図書館で) [英語を] [勉強する]
  • ステップ4:1文の中に、主語と動詞が2つ以上入るような文章を作ってみる
     基本の文:私は 彼に ケーキを あげた。:SVOO
     SVが2つ以上の文:私は 彼に 母が焼いたケーキを あげた:[私は] [彼に] [<母が焼いた>ケーキを] [あげた]
      ※「私があげた」と「母が焼いた」の2つ。

という流れになりますが、ステップ2以降はややこしくなってきますので、少しずつ進めてみてください。1日に5文型全部に例文を作っていくことをお勧めします。こちらの例文の文章を翻訳して分析していただくと分かるのですが、使われる単語数が多くなると、疑問に思うポイントが増えることになるので、なかなか一人で進めるのは難しくなっていきます。

私は塾生が毎日送ってくれる例文とその英文分析に、コメントを付けて返しています。「この流れで勉強を進めてみたい」という方がいらっしゃれば、ぜひご連絡をお待ちしております。一緒に英語を鍛えてきましょう。

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