最近の騒がしい話題②
こちら(最近の騒がしい話題と行政委託事業①)に引き続き、colabo、ぱっぷす、若草プロジェクト、BONDプロジェクトとかの問題です。
まずは当然だけど、純粋な非営利活動への内容とか思想や考え方への非難は問題外なので無視です。
ただ活動内容について、非営利団体だけど政治活動してる代表とかもちょこちょこいるので、その辺は議論の余地があると思いますが、ここでは除外です。
今騒がれている問題の角度10選
問題1:会計が杜撰な件(実施側)
ここが一番のはっきりさせないといけないところ。一番大事な問題は別のところだと思っています(何番だと思います?)が、ここがはちゃんとできれば他の問題はどうあれあっという間に鎮静化すると思ってます。
ごくごく当たり前ですが非営利団体であっても個人の確定申告レベルはどこの団体も共通でやっておくべきだと思います。というかそれが普通。
なので、疑惑が向けられたのに領収書などの証拠とともに会計報告を提出しないとかはさすがに問題あるかと。(活動に支障があるから領収書とは何なのか。。)
問題2:会計が杜撰でもOKな件(行政側)
委託事業のお金管理する行政の問題もある。
行政の一つ一つの委託事業を管理ができない状態だから「どんな状態でもいいから実施だけよろしくね」的な感じなんだろうと思う。
この問題の根本は、公務員の数が絶対的に少ないことだと思う。
かねてから続いている公務員バッシングで圧倒的に職員が減りすぎてるから、ちゃんと管理できないレベルになっているんだろうなと思います。(受付とかは派遣で表面上ちゃんとまかなえてるように見えて、内実はこんな感じになってるということですね。誰でしょうかこんなに公務員叩きまくって自分のビジネスの拡大に利用したのは)
(あと、管理できないなら税金集めすぎんなよ、と思うところもあるが、行政が杜撰になっていれば自分ところにいい感じでお金を回しやすい状況ともいえるので、過去最高税収とはここぞとばかりな感じは匂うなぁと。)
だからと言って、実施側が適当にしておいていいわけではないが、申請していた内容をほぼやってるんだから文句言わないでくれよー、という気持ちになるのも分かります。
問題3:行政の情報開示
行政側の問題と言えば、こちらもですね。
本来公開しておかないといけない会計報告とか事業報告、定款まで黒塗りなのはやばいなと。定款まで黒塗りだということは、たぶん利益の分配のところとか役員の制限のところとかに怪しい部分があるということなんだろうと思う。
私も一般社団法人ですが一般社団法人は定款の内容次第で「株式会社型」にも「非営利型」にもなれます。で、非営利型になるには先のところで、利益は分配できない、役員に親族の1/3以上はいないとか制限があるのですがこの辺が辻褄合わない感じなんかなぁと。
で、この情報開示でやばいのは、行政担当政党が黒塗りの撤廃を公約に挙げていて、それが達成扱いになっているのが何ともなぁと思いつつ、話を探っていると
「黒塗りはしてません、白塗りに変えました」みたいな話が出てきて。子どもの言い訳かよと。。(でもこのレベルで突き通せるのが今の政界だったりして惨憺たる気持ちにはなる)
と言うことで、他にもあれこれ問題とされている角度がありそうですが、長くなりそうなのでまた別の機会に。
(備忘録)
・問題4:住民監査の結果への対応
・問題5:事業の重複申請?重複報告?の疑惑
・問題6:行政委託事業の作り方について(竹中モデル:女性支援団体ver)
・問題7:お金の使われ方(人件費・謝金の単価と行く先)
・問題8:採択事業の決め方の疑惑(お仲間の集い:女性支援団体ver)
・問題9:複雑な社会課題が背景×白黒はっきりできない対人援助
・問題10:一般社団法人の監督官庁が無い件
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