クラウドファンディング考④(寄付の緊急性)

社会・保護者のまなざし, お金に関すること, 会社・組織のこと

世の中がコロナ一色の中、街は静まりつつもモヤモヤしたものに覆われているみたいな感覚です。
初期の街中の様子は、なんだか昔の三が日みたいだなぁと気楽に見ていたのですが、
今では、ランニングをしている男性、女性、走り回っている子どもたちが入り乱れる社会が変わってきていると思わせる光景が広がってきています。

かく言うわたしも、一人では飲まない習慣を作る週間を、誕生日をはさみ2週続けて成功していて、そろそろ習慣化されてきそうな気配です。
外部環境が否応なく変化してくるときは、自分の中で新しい習慣を作ることを少し容易にしますね。
引き続き、身体の変化を実感しながら、新しい世の中に合う新しい動き方をつくっていければと思っています。

ということで、クラウドファンディングに関わる第4稿。
ですが、戦略でいろいろ思うことで書きたいこともあるんですが、
今日は少し変わった形になりました。

とりあえず、クラウドファンディングの概況はこちら。

「TOB塾奈良校設立とnew-lookちゃんねるスタジオ整備」
「目標金額:250万円」
「チャレンジ期間:2月23日(日)~4月26日(日)」
「4月18日(土):残り9日目
支援者:108人
支援額:1,106,930円(44%)」

地方で孤立している高校中退者・不登校生たちに情報と関わり届ける動きを加速させたい

是非ご寄付や拡散に協力お願いします!

現在までの報告はこちらからご確認いただけます。
https://camp-fire.jp/projects/235879/activities/119305

迷い

さてさて、こちらでクラウドファンディングを続けているわけですが、
来週の26日(日)が最終日なので残り1週間です。

なのですが、少し迷っていることもあり、動きは少し重ためです。
どのぐらいの重さかというと活動報告はしていきますが、積極的に支援を求めるアピールするのは止めています
(と言いつつ、バースデードネーションなるものをやってみたかったので1度投稿しましたが)
今日はそんなお話をしてみたいと思っています。

迷いの理由

一言でその迷いを表現すると、
どう考えても、生活や生命の維持にお金をまず回すべきだと思うからです。
もう少し詳しく以下の3つの理由でお話したいと思います。

理由①今必要なのは喫緊の生きるための活動

以前の投稿でも、自分たちの目標額以上はお勧めの別の活動に誘導したい的なことを書きました。
そこでは「自分たちの目標額以上」という制約がついていたのですが、
今の状況を見ると「自分たちの活動は少し遠慮してでも」という気持ちになっています。

例えば、あしなが育英会さんのこの支援。

あしなが奨学生 6,500 人に緊急支援 15 万円、二年生以上 5,000 人には4月中に送金
https://www.ashinaga.org/news/news/entry-8690.html

今必要なのはこういった動きだろうと思うわけです。
ひとり親世帯で、子どもが高校大学年代で、家が苦しくなったら、、、、。
わたしも高校奨学生だったので、いろんな奨学生のお話も聞いてきましたので時代は違えど少しは事情をイメージすることはできます。
教育に気持ちを持っていける余裕などなくなってしまう人たちも多いだろうなと。

理由②家で学びを進めることができる世界

「外出自粛だから新しく勉強を始めようか!とはならない」なんてものは分かりやすい理由に見えます。
ですがそれだけではないと思っています。

文部科学省の発表の中に以下のような文言があります。

学校が課した家庭学習が以下の要件を満たしており、児童生徒の学習状況及び成果を確認した結果、十分な学習内容の定着が見られ、再度指導する必要がないものと学校長が判断したときには、学校の再開後等に、当該内容を再度学校における対面指導で取り扱わないこととすることができること。

<要件>
① 教科等の指導計画に照らして適切に位置付くものであること。
② 教師が当該家庭学習における児童生徒の学習状況及び成果を適切に把握することが可能であること。

[資料]新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業等に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導について(通知)
https://www.mext.go.jp/content/20200410-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

もちろんいろんな条件付きではありますが、
家庭での学習内容によっては、学校の授業やテストに拠らない単位認定がありうることが読み取れます。
(学校長が認めれば単位認定ってのはもともとそうですし、以前うちでもTOB塾での学習内容が高校の単位と認められたこともあります)

このことが、学校教育以外の道を模索するきっかけにもなりかねないのかなぁとか
改めて学校に行くことの意味を問われていくことになるのかなぁ、まぁ学歴は強固だから早々は崩れないだろうが。
なんていろいろ思うわけです。

学校教育もコロナという外圧で強制的な変化を迫られている現状で、
その動きもしっかり追いながら、
・どういうサポートが
・どういう人たちに必要で、
・それを最短で体現する方法は何か。
引き続きこの動乱の中でも探し続けていきたいと思います。

理由③どのみち動かない現状

普段の4月は入塾の問い合わせや面談などの依頼があり、
少しずつ動いていく人たちが現れていく時期ですが、
今年は全くその動きが止まっています。
もちろん理由②との絡みもありますので注視は続けていきますが、
少なくとも、今の状況では必要性は下がっていると言わざるを得ません。

※4月から授業スタートした塾生もいますし、
すでに塾生として動いている人たちには、
インターネット授業や必要に応じての対面授業など、
塾生と講師と相談しながらニーズに合わせて進めていってはいます。

ということで新しい塾生を受け付けてないわけではないですw

もちろん奈良で動いていくことへの意味はたくさんあるし、そのために整えるべきものを整えておく必要はあります(だからクラウドファンディングのページは最終日まで残します)。
でも、それが必要になってくるのはもう少し後。
役割で言うと、当面の生活資金じゃなくて、お肉券やお魚券でもなく、旅行券や外食券ぐらいと同じ時期の立ち位置なんだろうなと思います。

今じゃない。あとで必要になってくるもの。

だから、存在はしておけるようにはしたい。
でも、それを存在し続けられるように維持しないといけない。

これは、他の中小企業や個人飲食店と同じ厳しさがあると思います。
経営体力があるほうではないし、入塾の流れは完全に止まってるので先細りは目に見えてるけど、できることはたくさんある。
組織が死んでしまうまでは、できることでもがいて行こうという意向です。

必要になったときに、最適な形で存続できることを願いつつ、動いていきます。