習慣を変えるために(中編)
前回の続きです。
とりあえず、自分を信じるところから始めましょうというやつでしたね。
そのままの自分を認めつつ、なりたい理想の自分に近づいていけることを信じましょう。
できない自分にばかり目を向けてるばかりでは、できない自分から離れられません。
とはいえ、「思え」「信じろ」と言われてできれば苦労はありません。
気持ちはもちろん強い力を発揮するのですが、いきなり気持ちを乗せろと言われても難しいので、何から変えていくのかを「勉強」で考えていきたいと思います。
続きます。
成長は苦痛を伴う嫌なこと
自分に「できる」と思い込もうとしたところで、
やはり嫌なもの嫌。苦手なものは苦手ですよね。
しかも、成長には必ず苦しみや痛みがつきものです。
筋肉を付けようと、筋トレや運動をした後、その日か翌日か翌々日か、筋肉痛を経験しているとも多いでしょう。
成長期に、身長が急激に伸びると、膝などが痛くなった経験があるともいると思いますね。
骨も骨折し強くなったとか、皮膚も手のひらにまめができて皮が厚くなったとか
いろんな身体的な成長を考えたとき、痛みを経ていることはとても多いです。
頭脳、スキルや習慣、心も同じです。
知恵熱という言葉は聞いたことがあるかもしれません。頭の成長痛の1種じゃないかと思います。
ただ、心の成長痛や習慣の成長痛なんて、言われていることはあまり知りません。本当はそういうものなのかもしれませんが、ただただ、体調不良、調子が悪い、気分が悪いと思ってことを過ごしているだけなのかもしれません。
勉強や習慣の成長痛
勉強や修行なんてそれを好きと思える人は少ないのに、さらに苦痛を伴うだなんて、それを「好き」「得意」と思い込むことは、かなりの無理がありますよね。
「嫌いだな」「合わないな」と思う人を、思い込みで「好き」だと思え。というのはかなり無理があるように思いませんか。
なので、これは自分を信じるよりも格段に難しいことを自覚しましょう。
一旦、次のような5つの手順を踏むことで挑みたいと思います。
1.ネガティブな気持ちを認める
できれば、何が「嫌」なのか、まで具体的にわかるとその後の進度がぐっと早くなるのですが、嫌なものを見つめるというのはなかなかストレス強いですからね。
嫌なものを見つめるために重要なのは、今の自分自身の状況を受け入れることです。
自分自身が安定していなければ、進む道も当然安定しないものです。
理想の自分、イメージ上の自分と、今の自分は別物だということをまずもって受け入れる。この受け入れは年齢的には早ければ早いほど受け入れやすいと思いますので、今この瞬間、気づいたときが一番の受け入れ時です。
『俺はまだ本気を出してないだけ』
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とか
「まだ焦るような時間じゃない」(『SLAMDUNK』19巻)
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とか、大物ぶってなくていいので、現実の自分にまみれてください。大事なのはここからどうなるか、ただそれだけです。
恥ずかしいことではありません。だって、誰も見ていないのですから。
- 思ってるよりも誰も見てないけど、思ってるよりも見られている心理については別記事で(関連24)
って、この1番でも、既にハードルが高いですね。。
2.未来をイメージする
自分がどうなりたいのか、どんな風に変わりたいのか、変わった先にどんな素敵な未来が待っているのか。をイメージしつつ向かい合いましょう。
ちなみに、その未来像が素敵であればあるほど、変化のための苦痛は大きくなります。
が、逆に言えば、苦痛が大きければ大きいほど、間違った道には行っていないということになります。
その苦痛に負けない気持ちを強く纏いましょう。
また、今の自分はできないことだらけでいい。変わっていくのだから。と、変わるための苦痛の強さを逃がすような心持ちも大事です。
3.行動してみる
この“行動”というのは、何も勉強をするという行動でなくてもいいのです。
一番ミニマムなところで言うと、「勉強するぞ」と口に出すだけでもいいのです。
ベッドで布団に包まりながら「今日は勉強するぞ」とつぶやくだけでいいのです。
よく考えてみてください。
机まで移動して、机に向かって、教材を用意して、ノートを広げて、頭を総動員して勉強する。この全身を使った行動が難しいのですから、まずは身体の一部からだけでもそっちの方向に動いてもらうことが大切です。
口が動くと、そのセリフによって頭も動き始めるかもしれません。
口だけでも何回か繰り返すことによって、身体が動けるようになるかもしれません。
「私はやれる」とかセリフを変えると、心も動き出すかもしれません。
まずはそこからです。
動き出せるところまで行けば、机に向かえるかもしれません。机の教材に手をかければ数分、数十分はそれを見れるかもしれません。そこから積んでいきましょう。
それを繰り返すことによって、言葉による効果が実感できる日が来るかもしれません。
ちょっと長くなってきたので、また次に続きます。(続きを読む)
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