食生活の経験値を積もう

自分ひとりで暮らしていくというのは大変そうに思うけど、
ちょっと知ったら、イケると思える不思議。

ちょっと知識足しながら、自分でも考えながら、
「これなら生きていけるかも」の気持ちを積んでいきましょう。
ということで、今回は食生活。

「衣食住」

生活していく基本として、生きながらえていくために必要なものとして言われるこの言葉。
衣も住もやりだすと楽しんだけど、それらを差し置いて「食」から話を進めます。
食もこだわると永遠に奥深い話なんだけど、「私一人が暮らしていけるだけ」ならそんなに難しいことではありません。

「食」から始める理由

  1. 一番身近で手軽(だいたい簡易の調理器具は持ってたりする)
  2. いろんな段階から関わることができる(色んな種類の補助が利用できる)
  3. 三大欲求にダイレクトで充実感がある(食欲・性欲・睡眠欲)

「衣」は裁縫セットとか、編み物セットなどは誰もが持っているものではないだろうし、
「住」は何かやろうと思うと結構大がかりだったりするので、
まずは、今日の1食からでも始められると良いなと思っています。

身体と心を作るのに必要な「食事・睡眠・運動・遊び」の1つでもある食事。
食が整うと、気持ちを作って、行動を盛り上げて、に近づきます。

「食」の段階

「自炊って何をどうしていいのか」とか
「ご飯を作るって大変なのでは」とか思うかもしれない。

見た目も味も調えて、誰かにふるまう料理を作る、となるととても大変です。
私も、そうなったらむちゃくちゃ気が重くなりますね。

でも、自分一人で食べていく分だけを何とかするってことであれば何でもOK。
失敗しても再調理したり我慢したりして食べてもいいわけで。

ということで、自炊レベルを順番に話していきましょう
(調理は基本「焼く」「煮る」のみでいけます)

ちなみに、「実家で親の料理の手伝いをしながら学ぶ」というのは実はむちゃくちゃレベル高い話なので、そういうのは最強レベルだと思いますので、もっと楽ちんなレベルから、できるところからやっていってもらえればと思います!

◎自炊レベル0~1

完全な「既製品」

  • レベル0:食べるだけ
  • ・「外食」
    ゴミは捨てて帰る。そもそも自炊ではないが、自分で決めて食べるという意味では必要な項目。

  • レベル1:食べてごみの処理をする
  • ・「宅配」・「弁当」「惣菜」・「缶詰」・「菓子パン」など
    ごみ捨ての経験値があるのでレベルは1。

◎自炊レベル2~3

インスタント食品やレトルト食品
そのままではなく、家電を少し使えば楽々できるもの。

  • パンや餅を焼く
  •   (レベル2:オーブンなどで焼くだけ)

  • 「インスタント食品」
  •   (レベル2:お湯を入れるだけ。カップラーメン、味噌汁やスープ類など)
      (レベル3:袋麺。鍋などを使って湯がく)

  • 「レトルト食品」
  •   (レベル3:レンジで温めて食器を使う)
    食器を使ったら洗わないといけないので、少しレベルが高い。

家電は使わないけど、カットサラダをお皿に移してドレッシングをかけて食べるとかもこの2~3レベルの自炊でしょう。

(サムネの雰囲気で参考画像的に使っています。こちらはふるさと納税のやつなので、普通に近所のスーパーなどで買い求めるのが一番安いですのでそれがオススメです)

◎自炊レベル4

レベル2~3の組み合わせ

  • レベル4:「主食」と「ソース」を合わせるだけ
  • ・「パスタを茹でる×混ぜるだけのパスタソース」
     パスタもレンジで茹でられる便利グッズが100均とかでも売っている。

    ・「レンチンご飯×レトルトカレー」
     サトウのごはんのようなレンジだけでできるご飯に。
     レンジで調理可能なレトルトカレーもたくさんの種類が売られているのでしばらくは飽きずに食べ続けられるかも。

◎自炊レベル5

ソースと材料を混ぜて加熱する

  • レベル5:フライパンでひと手間加えるのレトルト食品
  •  ・「レトルト商品を炒めるだけ」
    ex春雨シリーズなど。

    おかずの1品であることが多いので、前のレベルで出てきた「レンチンご飯」や「インスタント味噌汁」などを組み合わせられれば立派なご飯に近づいていく。

    ◎自炊レベル6~7

    さらにもうひと手間加えて具材を足していく

    • レベル6:「カット野菜の使用」
    • 先の春雨シリーズに野菜や肉を足してもいいし、
      中華系の商品には、だいたい何足してもそれなりに美味しい感じになるし、
      商品も多様なものになってくるので、多彩なメニューで飽きないで過ごせる。

      ※このレベルが自炊の中ではコストが結構掛かる山場かも

    • レベル7:「野菜や具材を切る」
    • まな板と包丁を使いだすとそれはもう立派な料理。
      足す具材もお好みで選べるし、好きなものを食べられるようになる。
      こうなると料理の種類も増えるし、栄養価も上がる。

    このレベルには、レベル4,5で上げたパスタソースとかも野菜炒めて混ぜることも可能。
    少し具材を追加して作る料理としては下記のようなものなどがある。
    (私も2拠点生活の時は特にお世話になりました)
     ・丸美屋 麻婆豆腐 麻婆茄子
     ・日本ハム 中華名菜シリーズ
     ・グリコ バランス食堂シリーズ
     ・キッコーマン うちのごはんシリーズ
     ・味の素 Cook Doシリーズ
     ・エバラ プチっと鍋シリーズ
     ・味の素 鍋キューブシリーズ

    今はこういうのが流行りだし、もっとたくさんいろんな商品が生まれては消えていっている。

    ◎自炊レベル8

    味付けは使う調味料次第

    • レベル8:「自分好みの調味料を使う」
    • ここまでくると難しそうに見えるかもですが、この前のレベルまでが出来ているなら何とでもなる。

      「炒める」という点で言うと、

    1. 塩コショウでの下味
    2. だし的な旨味
    3.  ・動物性のうまみ:もちろん肉や魚を炒めることで旨味を出してもいいし、粉末状のだしや固形ブイヨン、ペースト状の中華風調味料などで強引に足しても良い。
       ・植物性のうまみ:昆布などでだしを取って、とかもあっさり鍋の時には使ったりもします。

    4. 風味と全体の味
    5.  ナンプラーやしょっつるなどのだし醤油、だし入り味噌。
       だしが十分であれば、塩や醤油、ソースなどなど色んな調味料で仕上げる。
       ごま油で風味付けて仕上げるとかも良くやる方法です。

    これらの要素が揃っていれば、マズくて食べられない、という事にはならないので、
    いろんなものを少しずつ使って挑戦してみてください。
    (塩辛くて食べられないとかはあるかもですが、失敗を重ねて適量を知っていく感じでOKとしましょう)

    輸入食品店とかに行くと、珍しい調味料とかもあって、関心が広がっていくかも!

    ◎自炊レベル9~

    教わりながら料理を進める
    人に教わるのはレベルが高くても、古くからの料理本もあれば、ウェブサイトやアプリまで、情報社会の中ではレシピに困ることはないでしょう。

    • レベル9:レシピなどを参考に
    • クックパッドとかクラシルとかデリッシュキッチンとかのアプリ
      ある程度できるようになった後は、人に教えてもらうのもありでしょう。

    • レベル10:自分なりのアレンジを楽しむ
    • どの方向に楽しんでいくのかはその人次第。
      味なのか、ジャンルなのか、調理器具・調理方法なのか。

      ここまで来たら好きなように作りたい料理を作って、
      腕を磨いていってもらえたら素敵ですね。

    プラスワンポイントとして

    自炊は安い?

    自炊は安いと言われるが、これは、連続して行うことで節約効果を発揮するもの。
    単発では外食より高くなることもあるので注意。

    お買い得品をできるだけストック

    スーパーの特売などは、shofuuなどチラシを見れるサイトをチェックしても良いし、
    お安くなる時間を知って買いに行っても良いし。
    冷凍庫をたくさん活用して安く好みのものを食べられるようにしましょう。

    レベルが上がる食材

    使う食材などは結構決まってくるものなので、
    たまには普段使わない食材などにもチャレンジしてみるのもいいでしょう。
    「大葉」とか「柚子胡椒」はレベルが上がった感がある味がするのでオススメです。

    健康と経験を得るために少しずつ高いレベルのものができるようになるといいですね。

    (サムネにはfirefly(adobe)を使用しています)

    食生活の経験値を積もう” に対して1件のコメントがあります。

    1. ぐっち より:

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      「食、摂取だけでない食」(ぐっちのまなざしブログ)
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