高卒認定という制度と試験について

高卒認定の全体像について、要点をA4裏表1枚にまとめてみました。

はじめに

・高校中退からの1歩目としても、通信制高校生のお守りとしても、とてもおすすめの資格試験です。

・高校を卒業しなくても、大学や専門学校などの受験・入学が可能になる国家試験です。

・「資格取得」=「高校卒業」ではないですが、高校卒業程度の学力があると国が保証してくれる資格となります。

高卒認定で変わる3つのこと

1.将来のこと

次のステップが具体的に考えられるようになります。とりあえずの道しるべとして高卒認定試験に向かって進んでみるのはとても良いと思います。進めるところで進んでみると、景色もだいぶ変わります。進めるところまで進んでみてからまた考えてみる、で良いと思います!

2.今の自分のこと

自分を少し見直すことができます。勉強は意外に自分と向き合うことになります。いろんな自分と出会いながら、高卒認定を獲得すれば社会的にも認められる国家資格を取れたことにもなりますので自信につながります。

3.高卒認定の効果のこと

高校卒業とほぼ同じ効力を得られます。「高認なんて」という声もありますが、その人の人生においては意外にできることが増えます。周りの声に惑わされずに自分の道を進んでいくことは、人生のどのタイミングであっても大事です。

高卒認定の3つの誤解と現実

誤解1:高卒ぐらいの学力が必要

※ほんとうは・・・

・高校1年で学習する範囲がほとんど。中3までの学力でも戦うことが可能です。

・問題は基本4択!合格点は目安40点!(みんなが苦手な科目だと30点台でも合格するときがあります)

・受験科目の免除も高校1年分の単位で可能!
>高1の単位があれば、高認受験科目は2~4科目程度。
>高2までの単位があれば、1科目受験するだけで高認資格取得できる方も多いです!

誤解2:何回受けても受からない

1度合格した科目は、何年でも取っておくことが可能です。

なので、合格教科は積み上げていけます!
そのうえ、1年で2回受験のチャンスがあるので、少しずつでも進んでいけます。

ちなみに、
>受験者の中で1科目以上に合格した人の割合:88.9%。10人中9人は1科目は合格しています。
>受験者の中で高卒認定合格者の割合:40.3%。一気に合格したり、科目や単位を積み上げたりで、高卒認定される人は、各回10人中4人。

誤解3:最終学歴は中卒と同じで意味ない

資格試験や入試などの受験資格は多数あります!
就職では高卒と同じ扱いになることもあります!

※企業等における扱いに関する調査の結果について(H22年/前回H17年)  「高卒と同等である」
1. 採用試験
 ・企業 25.9%(前回21.2%)
 ・自治体 44.9%(前回38.3%)
2. 人事考課
 ・企業 21.2%(前回18.1%)
 ・自治体 29.2%(前回25.2%)
「高卒と同等」「学歴で区別なし」「未受験のため不明」を合わせるとどの項目も約90%にのぼります!
(以降の調査はされていないようですが、数値は確実に上がっていると思われます。)

西宮市で200事業所ぐらい回りましたが、 高卒求人でも「高卒認定取っていればOK」、「それより、ちゃんと挨拶とか約束守れるとかの方が大事」など、 地域の企業さんなどだと、高卒認定でも自信を持って問い合わせてみるのが良いと思います!

あとは、添付のPDF資料をご覧ください! その他、知りたいことがあればお気軽にコメントやSNSのメッセージ、お問合せなどを寄せてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA