90日後に単文をマスターする英文法(やり方)
ここでは、英語の整序問題を使って、英文法の基本的な感覚を身に付けることを目標にしています。
「日本語の文の構成がつかむ」→「英語の文法に従って並べ替える」という意識です。
もし日本語の文構造がはっきり分からない場合、現代文の単文(入門)の配信も受け取ってもらえるとより効果が高まります。
英語は語順が意味を決め、日本語は助詞が意味をコントロールする
(例)「私は本を買います」を考える
〇日本語の場合は、「私は本を買います」でも「本を私は買います」でも通じる。
〇英語の場合は「I buy a book.」を「A book buy I.」とすると意味が不明。
日本語の場合は「私は」「本を」など、名詞の後の助詞があって、この助詞が名詞の役割を決めているので順番が前後しても意味がつかめます。
しかし、英語の場合は「a book」が後ろにある場合と、前に来た場合では同じ「a book」なのに役割が変わってしまいます。
(動詞の後ろの「a book」は「本を」で、動詞の前の「a book」は「本は」となる)
なので、
・英語から日本語を考える場合は、適宜助詞を補ってあげないといけないし、
・日本語から英語にする場合は、位置による役割を知っておかないといけません。
※日本語は言葉の文字通り読んでいくことに慣れているので、英語の“適宜補う”がなかなかしっくりこないことが多いですが、少しずつ慣れていきましょう。
英語の骨格は5文型
・日本語で以下の6種類の分類ができて、英単語を知っていれば英語の整序問題は解いていけます。
1.主語(S):文章のメインとなる人やモノ・こと。
2.動詞(V):主語が行う動作。
3.目的語(O):動詞の動作が直接向かう先。
4.補語(C):主語とか目的語の情報を補足する言葉。
5.修飾語1(Mn):名詞に意味を足す。
6.修飾語2(Mv):名詞以外(主に動詞)に意味を足す。
・英語は「主語S・動詞V」からスタート
英語の文型は
(1)SV:主語-動詞
(2)SVC:主語-動詞-補語
(3)SVO:主語-動詞-目的語
(4)SVOO:主語-動詞-目的語-目的語
(5)SVOC:主語-動詞-目的語=補語
この5つの骨格に「名詞を修飾する」「動詞・文章を修飾する(Mv)」がくっ付いていろいろな表現ができるようになっていきます。(修飾の仕方もいくつか種類がありますので、一つ一つ身に付けていければと思います)
初めはよく分からなくても、解答例を見ながら5文型のどの形か、修飾語はどう付けられているのかを確認しながら進めてみてください。