初めてのアルバイトを考える②-面接
さて、前回はアルバイト先でのコミュニケーションについてあれこれ考えてみました。
今回は、面接。
面接は高いハードルに感じる人も多いかもしれません。
「面接は能力を示して、他者に勝たなければいけないもの」という考えではなく、
「面接は一緒に働きたいと思える人を探すもの」という考えでいられると少し楽になるかもしれないですね。
「どんな人を雇いたい」か
ということで、まずは自分が「どんな人と一緒に働きたいか」を考えてみましょう。
働き方はいろいろありますが、今回は「アルバイト」として、「雇う側」として考えましょう。
どんな人がバイトで重宝されそう?
読み進める前に、少し考えてみてください。いくつか回答を出してみましょう。
(回答例)
・シフトにちゃんと入ってくれる(時間の安定感)
・シフトにたくさん入ってくれる(やる気)
・急なシフト変更に対応してくれる(気軽に頼れる空気感&フッ軽さ)
・報連相ができる:しっかり話してくれるLevel.2(コミュニケーションの安定感)
・仕事を覚えるのが早い(学習能力の高さ)
・話をしていて楽しい(コミュニケーション能力の高さ)
などなど。
という事は、自分の置かれた状況や持っているものから、アピールできるものを探していくのが良さそうですね。もしまだ無理そうだーと思っても、できるところから少しずつ自信を付けていければいいですね。
面接では、相手の納得感が大事
面接する人としては「この人ちゃんと働いてくれるのか」が一番確かめたいところだと思います。なので、まず、店側に「ちゃんと働ける」を伝えなければなりません。
自分のことについて
例えば、履歴書に空白期間が長くある場合などは、不安に思われやすいでしょう。
なので、この空白の期間が自分にとって必要なもの、避けられないものであったことを伝えて雇う側に納得感をもってもらうのが良いでしょう。
例えば、
・現状:なぜそうなっているのか。そこからこれまでに何を考えて、どうしてきたか。
・将来像:これからどうなりたいのか。そのためにどうしていくつもりなのか。
・現状から将来の間:どういうステップで進んでいこうとしているのか。
などを率直に、具体的に、考えやそのための行動があれば納得感は高まっていきます。
そこに成長を感じたエピソードなどが混ざると一層信頼感が高まります。
自信を持って話せるのであれば「大丈夫」は相手に伝わっていくことでしょう。
また、勘違いしやすいところですが、面接さえ乗り切れば万事OKという事ではありません。面接の場で無理やりできる自分を作り上げて見せられたとしても、それはその瞬間でしかありません。
継続して働いていくと、「思った人と違う?」「最初の勢いだけで終わっていってしまう」などどんどん相手のイメージとズレていくと、働きにくくなったりするものですので、等身大の真摯な姿勢で評価してもらうのが良いでしょう。
雇ってくれる店側への利点
今の状況でプラスになるものは何かを考えて伝えてみるのも良いでしょう。
例えば、今他にやっていることがない場合、空白期間を脱そうとしている場合などのときは「時間はいくらでも融通利く」とかは伝えられるかもしれません。
加えて家の近くの仕事場の場合は「急な出勤にも対応できます」とか言えれば(もちろんできる目算がある場合)、信用は高まりそうですね。
ここで気を付けないといけないことは、先に頭で突っ走ってしまうと、現実はなかなかそれについてこれず、早々にリタイアしてしまうことも良くあるということです。なので、勢いだけで行くのではなく、思いはありつつ冷静にじわじわと進むイメージの方が長持ちすることが多いです。
頭の中のことは物理や感覚を無視できるので、案外やれそうに見えるのですが、実際は思った通りに世界が進むことの方がまれです。
その予想外を楽しむメンタルは必要です。「楽しむ」まで行かなくても「面倒だけどなんとかなる」を積み重ねられると良いなと思います。
面接は時の運。全部自分のせいにしないのも大事
最終、面接官との相性など縁や運に左右されるものなので、自分が採用されなくても=自分がダメな人間だから、ということではないので注意が必要です(そうは思っていても、不採用はショックを受けるものですので)。
ともかく、「行動して、何らかの結果が出て、その後振り返って次の動きをやってみる」という事が大事ですので、折れずに動き続けましょう。
(サムネにはfirefly(adobe)を使用しています)