初めてのアルバイトを考える①-コミュニケーション

初めてバイトをしようと思っても難しいなと思うハードルがいくつかあります。
今日からはその二大巨頭の「面接で落とされたらどうしよう」と「仕事ちゃんとやっていけるか不安」の2つについて話をしていきたいと思います。
(今は「タイミー」など面接無し、その日のみ、のようなお手軽バイトもありますので、どうしても面接が苦手なら、そっちから徐々にでもいいですね!)
まずはタイトルの通り「面接」についてです。書いているとかなり長くなってしまったので、面接の中で特に「人とのコミュニケーション」について今日は書いていこうと思います。

バイト先の人も同じ文化の同じ国の人間

一番初めに思っておかないといけないのは相手も同じ人間ということです。
この前提をまずはしっかり意識しておきましょう。そこからいろいろ進めます。

どんな人なら採用したい?

同じ人間として、もし自分がバイトを雇う側なら、どんな人を雇いたいだろうか。
もちろん具体的な仕事内容とか、バイト先の規模(社員さんやバイトがどれぐらいいるか)とかが分からないと想像できないという人もいるかもしれないです。
それならもう少し単純に「ちょっとした頼み事を定期的にお願いする相手はどんな人がいい?」ぐらいを考えてみましょう。

1.話しがちゃんとできる人

こちらとかどうでしょう。頼みごとをするので会話が発生しますね。
なので、ちゃんと要件を理解してくれる人がいいですね。要件を理解して、快く頼まれてくれる人。たとえその場だけでもいいので、気持ちよく仕事を受け取ってくれる人はとても良いですね。
「あぁ、でも私人見知りなので自信ないです。。。」という人もいるでしょうが、人見知りについては次回にまとめてお話します。今回は「話しができる人」について深めていきましょう。

Level.1 あいさつができる

これは仕事云々の前に、人間関係の第一歩で、これがないと何も始まらないやつですね。
決まりきったいくつかのパターンしかないので、できるようにしましょう。
自然に口から出るぐらいがいいので「おはようございます」「おつかれさまです」「ありがとうございます」「よろしくお願いします」「お先失礼します」あたりを発声練習しておくと最低限としては十分すぎるぐらい十分です。
この挨拶はすると+になって、しないと-になる、その間はないので確実にする方が良いです。場とセリフの組み合わせもそんなに多くないので、先にあげたものだけでも元気よくしてみると良いですよ。声出すのが苦手なら、しっかり会釈で挨拶にもなりますのでそれでもOK。
需要があれば、場面とセリフの組み合わせも具体的にイメージできるレベルまで書いてみますので、リクエストをどうぞ。
挨拶すべき場面を見逃さないように周りはしっかり見れるとなおよいですね。

Level.2 職場から仕事関係の話に応える

挨拶の次のレベルはこれ。
バイト先では、いろんな情報のやり取りが行われます。
質問が伺いが来れば、それに対する情報を返さないといけません。
例えば「仕事の依頼」「シフトの希望」などなどです。

これも一見難しそうかもしれませんが、基本的には職場側からのオーダーに応えるだけなので、分かっているものは情報を返す、分からないものは分からないとか教えてくださいとか返せばいいだけです。

ここで大事なのはキャッチボールと同じで、飛んできたボールは受け取ったらすぐに返すことです。スピード命です。5分以内で返せるものはその場ですぐ返してしまわないとタイミングなどどんどん返信の難度が上がります。あとその場で返せない場合は、ちゃんと予定表に入れたり、リマインド掛けたりして忘れないようにしてください。
間違ってはいけないのは、大事なのは「早く返す」ことであって、「しっかり答えられる」とか「ぜんぜんうまくできない」とかではない点です。
レスポンスが速いだけで安定感が増して、相手に安心感・信頼感をもたらします。

Level.3 お礼とお詫びができる

お礼は比較的簡単で、お礼だけならLevel.1ぐらいと言ってもいいぐらいです。
お礼は、言えば+になり、言わなければ-になるので、形だけでも言えばいいだけなので簡単です。が、お詫びは難しいです。お詫びは自分の中でもいろんな感情がごちゃまぜに生まれてしまうだけでなく、そこからに相手からのまなざしも気を配って、いい着地を目指さないといけないので、かなり難度が高いです。
こうやっていろいろ考えてしまうとお詫びは難しくなりますが、言えば+、言わなければ-、まぁ言うだけ言っとこうぐらいな感じでも謝っておくのに越したことはないです。(とはいえ、自分の中の整理も、相手からのまなざしもやっぱりきっちり気にしてしまうのでそれが難しさなんですが)
謝り上手の人はほんとにすごい能力だなぁと思いますので、早いうちから謝り慣れはしておいた方がいいですね。大人になってからは余計に難易度上がります。

※この先、コミュニケーションレベル上がります※
ここまでは、決まっていること、分かっていることを返すかどうかのコミュニケーションでしたが、ここからは少し答えのバリエーションが増えるもの・こちらから話しかけるもの・答えが一つではないものを考えていきます。

Level.4 仕事の内容で自分から話しかける

「仕事の内容で話すとか難しそうだ」と思う人もいるかもしれませんが、挨拶と同様、仕事の内容も結構話す内容は決まっています。同じ仕事をしているという共通のフィールドと経験の上で話せるものなので、仕事として分からないことやできないことはあっても、会話としては難しいことはありません。なので、Level.2の延長線上だと思えると良さそうです。

仕事の内容でも自分から話しかけるということができれば、俗にいう、ほうれんそう(報告連絡相談)のレベルに達します。もちろん社員とか店長とか所属や役職が上がっていくとその内容が複雑になりますが、アルバイトで求められるのは基本はこのレベルまでになります。

なので、この先はできるとすごく良いなというもので、無理に求めようとしすぎないことが大事です。

Level.5 雑談に応えられる

差し障りのない返しでも良いのです。もちろんうまく返せないこともありますが、その際は「この人は雑談とかしないタイプの人なんだなー」となるだけで、仕事上の繋がりまで断たれることはほとんどありません。

人見知りについてはまたの機会に書けたらと思いますが、このレベルまでは実は人見知りでも対応可能です。場数はいるかもしれませんが。でも、それができればアルバイトをするという点では不足はありません。むしろ出来すぎです。なので、このレベルであれば自信を持ってアルバイトに向かいましょう。いや、バイトする中でこのレベルまでを目指してみましょう。Level.2まででもバイトとして働けますよ。

それに、雑談なのでこちらも雑に返答しておけばよくて、それ以降の雑談が盛り上がれるかどうかは相手にもよるので、盛り上がらなかったとしても落ちこむことはないです。そもそも、あまり知らない人同士の雑談が盛り上がるというのは難しいことです。その難しいことに突っ込んでいけるかどうかが次のレベルとの分け目になります。

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Level.6 雑談の話を広げられる、話しかける

このレベルのことができる人は人見知りではないでしょう。
かといって人見知りの人が到達できないかというとそうでもないところです。
それは、バイトで何回も顔を合わしていくと自ずと仲良くなる(=人見知りでなくなる)ことが多いからです。毎回毎回日雇いのような形で新しい人たちと毎回合うような職場関係ではここまで来るのは難しいかもしれませんが、長期勤務など定期的なバイトを探す場合は可能性はあります。
顔をたくさん合わせていると、話す機会もあるかもですし、共通の話題を発見できるかもですし、バイトでの出来事や人間関係で共通体験できるかも。と、話を広げられる可能性はどんどん大きくなってきます。
そうなると思っている以上にスムーズに話せる人には話せるものです。これがバイトの外での付き合いに広がっていくかというと断言できませんが、気のままに無理なく付き合えるならバイトの知り合いからバイト仲間、友人に変わっていくこともあるかもしれませんね。

Level.7 (職場のムードメーカー)

このレベルに来ると、バイト入ってきてすぐにどうこうできるものではありませんので、一応の( )書きで書いておきます。私にはできませんがw
これになるには、華があるなしなどの天性のものが必要ですね。
もちろん努力で会話を回すなども可能かでしょうが、自分自身でそうなりたいと願うならいい機会にしてみてください、というぐらいでしょう。
バイトではなく相応のポジションになると仕事としても場づくりを求められるところもあると思いますが、それはバイトリーダーなどになって求められたときに考えてみるぐらいでいいかもしれませんね。

ということで、あれこれLevel.7まで書いてみましたが、面接では3、仕事も4で十分、面接無い単発なら2でもやっていけます。なので、自分の状況に合わせつつどんどんチャレンジして、コミュニケーションお化けを目指してもらえればと思います。

と言うわけで、今回は第1回として「面接」をテーマにしていたはずが、いつの間にか仕事場でのコミュニケーション分析になってしまいました。。。次回は「どんな人を雇いたい?」の続きを書いていきたいと思います。

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